住宅・建築書店

家探し、銀行や不動産屋さん、建築士や弁護士、リフォーム工事業者、
隣地との関係まで、自身の行動に基づいてこれだけ内容濃く書かれた
本は、今まで読んだことがない。

トラブルに次々と直面しながも、著者がひとりで解決しようと必死に
行動し解決していったからだろう。

どんなトラブルが考えられるかがわかり、その解決策や対応方法など
は、他に書かれていないことも多く、非常に役に立つ。
万一の場合でも、この女性ががんばったんだから自分も泣き寝入りしなく
ていいんだと力が湧いてきそうだ。

ハッピーエンドで前向きに終わっていることにもホッとする。
愛嬌のあるイラストが多く薄い本で、著者の心の動きの描写も楽しい
ので一気に読める。

　『手口』の内容が、行政への愚痴だったり、ではどうすればいいのか、ということが書かれてなかったり。
　ちょっとオススメできません。
ひっさびさに無条件に人に勧めたくなる本
著者の「欠陥住宅に私は怒っているんだぞ」というのがビンビン伝わってきます。

家を建てる前／建売を買う前には、
・地盤の成り立ちが重要。
・家の建築契約をする前ならば何よりまず、契約内容を明確にする設計図書（図面や施工上内容を示した仕様書）が重要。そして建築工事全般を「工事監理」する建築士を選ぶことが重要。

買って１年以内なら、無償修繕が請求できます。請求には、第３者による欠陥の指摘、修繕方法、修繕費用の見積もりが必要です。鑑定費用はかかりますが、欠陥住宅に住み続けるのとどっちが良いか？です。